ホワイトスポットとは

こんにちは!下北沢の歯医者『下北沢みなと歯科』です。

歯をよーく見た時、歯の一部に白い斑点が出来ていていったい何なのか気になる方はいませんか?
この白い斑点『ホワイトスポット』といわれるものです。
どうしてホワイトスポットが出来てしまうのか!?
理由は二つあります。

初期段階のむし歯

むし歯というと黒くなっているものを想像すると思いますが、白い斑点からむし歯が始まる場合があります。
むし歯菌が作り出している分泌物により、歯の表面からカルシウムやリンが溶けだし「脱灰(だっかい)」という状態が起こります。
脱灰している状態が続き歯の表面が溶けだすと光沢を失うため白く濁ってきます。
これが初期のむし歯によるホワイトスポットです。
歯が脱灰したから、ホワイトスポットが出来ているからといって必ずむし歯が進行するわけではありません。
再石灰化でむし歯の進行を抑制することができます。
※再石灰化とは
口の中の唾液が、細菌の作り出した酸を中和して洗い流したり、溶け出したカルシウムやリンを歯の表面に戻す働きのこと。

 

エナメル質形成不全症

歯は象牙質やエナメル質といったいくつかの組織から構成されています。
エナメル質形成不全は、歯の表面にあるエナメル質がうまく形成されていない状態です。
歯の色が茶色っぽく見え、むし歯にもなりやすいため注意が必要です。
原因としてはいくつか考えられます。
【遺伝的要因】
父親、もしくは母親にエナメル質形成不全がみられる場合、その子どもにも遺伝する可能性があります。
【局所的要因】
例えば、歯の発育段階のときに外傷を受けたり、乳歯に大きなむし歯ができた影響が永久歯にまでおよび、エナメル質形成不全が起きることもあります。
【全身的要因】
まだ胎児だった頃に母親が栄養不良だったり、何らかの代謝異常などがみられた場合、エナメル質形成不全が起きることがあります。
この場合は、何本かの歯が対称的にエナメル質形成不全になることが多いです。

 

 

ホワイトスポットを無くすためにホワイトニングをしてもほとんど効果はみられません。
ホワイトニングの効果があるのはお茶やコーヒー、赤ワインといった飲食物の色素による着色です。
ホワイトニングは健康なエナメル質に作用するため、ホワイトニングを行った場合はホワイトスポットがかえって目立ってしまうことがあります。

ホワイトスポットは小さな斑点ですが、ご自身の歯にあったら大きな悩みになることもあります。
なにか気になる点がありましたら歯科医師までお気軽にご相談ください☻

 

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