こんにちは!下北沢の歯医者『下北沢みなと歯科』です。
毎日丁寧に歯磨きをしているのに、検診に行くと歯石がついていることを指摘された経験はありませんか?
今日はどうして歯石がつくのかをお話します♪
歯磨きしていても歯石がつくのはなぜ?
歯石とは歯垢が硬くなったものです。
歯みがきで磨き残した汚れが、唾液の中のミネラルと結合して、硬くなって出来ていきます。
歯についた歯垢は、個人差はありますが、約2日間で歯石になります。
忙しい時など、毎日100%完璧に歯磨きをするのは難しいと思いますので、歯石を全くつかないようにするのは難しいかもしれません。
また唾液の分泌が多いほど、歯垢が歯石になりやすいです!
いきなり大きな歯石ができるわけではなく、歯垢が再石灰化して少しずつこびりついていくことで歯石がどんどん増えていくのです。
唾液の出口に近くて唾液の分泌が多い、下の前歯の裏に多く歯石ができます。
歯石がつきやすい人、つきにくい人の違いは何なのでしょうか??
体質や生活習慣などで、歯垢がつきやすい人とつきにくい人は分かれます。
体質面で歯垢がつきやすい人は
①唾液の量が多い
②唾液がアルカリ性に近い
③唾液の質がさらさらしている
といった特徴があります。
歯垢の再石灰化をうながす唾液に含まれるミネラル成分は、アルカリ性に近い唾液の方がより多く含まれます。
唾液がアルカリ性に近ければ近いほど歯垢が再石灰化しやすい環境であるといえます!
また、ねばねばと粘着性がある唾液よりもさらさらと粘着力の弱い唾液の方が、歯垢が再石灰化しやすいといわれています。
一方で、アルカリ性により近い唾液は、口内の細菌が繁殖しやすい酸をアルカリ性で中和したり、酸で溶けてしまった歯を修復する作用もあるため、アルカリ性に近い唾液を持つ人は虫歯になりにくいともいわれ、利点でもあります。
反対に、歯垢がつきにくい体質の人は唾液が酸性よりになっていることがありますが、虫歯には注意した方がよいでしょう。
歯石がたまりやすいタイプの人というのは、ずっと歯が丈夫だと思っていて、
歯医者にも行ったことがない場合も多く見られ、気が付いたら歯石がたまりまくって
歯周病が重症になってしまっていた、という場合も珍しくありません。
もちろん歯石が付きやすくても全然歯周病も虫歯がないケースもあります!
生活習慣面で歯垢がつきやすい方は
①甘いものをよく食べる
②柔らかいネバネバする食べ物ばかり食べている
③ずっと何かをダラダラ口にしていたり、間食が多い
④食後歯を磨くが、歯ブラシしかつかっていない
皆さんは、あてはまるものはありませんか?
これらは歯垢がつきやすくなる生活習慣です。
甘いものは糖分がとても多く含まれていて、お口の中の細菌たちの栄養となります。
甘いものばかり食べていると、それだけで口内細菌をどんどん繁殖させてしまいます。
また、柔らかい食べ物は粘り気があることが多いので、歯や歯ぐきのすき間などにぴったりとくっついてしまいます。
歯ブラシで磨きにくい部分についてしまうと、なかなか綺麗に取れません。さらに、間食が多いと、常に食べものが口の中にあることになり、こちらも口内細菌の繁殖や歯垢を増やす原因になります。
唾液も出るので、歯垢が再石灰化しやすい環境にもなります。
そしてなにより肝心なのが、歯磨きの仕方です!!
毎食後歯を磨いていても、歯ブラシの毛先がしっかりと歯と歯茎の境目に当たっていないと歯垢は取れず、どんどん溜まっていきます。
歯と歯の間はブラシが届かないので、デンタルフロスを使いましょう。
また、40代以降になると歯茎が痩せてしまい、歯と歯の間に隙間ができてしまいます。
そういった部分は歯間ブラシを使う ようにしましょう。
歯磨きは回数が多ければよいというものではなく、どれだけ磨き残しをなくすかが大切です。
毎食後にフロスや歯間ブラシを使うのは大変だと思います。
しかし1日に1回は(就寝前が効果的!)フロスや歯間ブラシも使ってしっかり歯磨きをするようにしましょう。
ただ、それでも歯石は数ヶ月たつとついてしまうものではあるので、定期歯科検診で3ヶ月に1度はクリーニングすることをおすすめしております!!(^^)
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